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梶山季之『族譜・李朝残影』

梶山季之『族譜・李朝残影』岩波現代文庫「族譜」、「李朝残影」、「性欲のある風景」京城(ソウル)で生まれ育った梶山季之の三つの作品を読みました。日本による朝鮮植民地支配の実態が細かく描写されています。感情を持ったひとりの人間(梶山季之本人かのような主人公)を通して描かれる創氏改名にショックを受けました。日本の敗戦で大きく揺れていた1945年8月15日の京城(ソウル)の様子もとりつかれるように読んでしまいま...

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川村湊(2000)『ソウル都市物語―歴史・文学・風景』

川村湊(2000)『ソウル都市物語―歴史・文学・風景』 平凡社新書李朝の都・漢陽から日本植民地下の京城へ、そして現代のソウル特別市へと移り変わってきた都市ソウルを、さまざまな史料や文学作品をつなぎあわせて描き出していく内容です。京城で育った李箱、同じ時代に支配側として京城にいた梶山季之、闇を抱えながら発展を遂げていくソウルを描いた中上健次、李良枝など、たくさんの文学者の目線が紹介されていて、巻末の参考文...

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渡辺吉鎔(1996)『韓国言語風景』

渡辺吉鎔(1996)『韓国言語風景―揺らぐ文化・変わる社会 』岩波新書期待せずに読みはじめたら第一章からものすごくおもしろい。第一章 日韓文化の遠近1 ことばに宿るコスモロジー2 数の民俗3 「気」と動物のイメージ4 「色」の世界五行思想が日本語と韓国語に残している影響を知って、今までわけを知らずになんとなく受け入れていたこと、例えば「韓国の運動会は青組と白組に分かれている」、「東西に龍と虎が守り神とし...

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済州4・3をめぐる読書

済州4・3事件にまつわる本を読んできたので、まとめて記録。はじまりは、チェッコリで金石範先生にお会いしたこと。ご挨拶したものの作品をひとつも読んだことがなかったので、これを機に読もうと思い、スンボクさんにおすすめを聞きました。すすめてもらい読んだのが『満月』。大阪に暮らす済州島出身の男を主人公とした小説です。男の母親は4・3事件のときに滝で銃殺されていて、大阪で毎年祭祀が行われている。4・3の遺族...

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ハン・ガン 『菜食主義者』

『菜食主義者』 新しい韓国の文学 1作者 ハン・ガン訳者 きむふな出版社 cuon出版年 2011読書会に向けて『菜食主義者』を読み直しました。平凡に生きているかのように見えた一人の女性が、ある日を境に一切の肉食を拒否し、やや狂気がかった菜食主義者に。肉食の拒絶は、家庭や社会に潜む暴力や干渉への抵抗なのか。植物を志向していく主人公の周りで、突然の彼女の変化に戸惑い怒り本性をむき出しにしていく家族たち。読んで...

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『日本語で読みたい韓国の本ーおすすめ50選』

『日本語で読みたい韓国の本ーおすすめ50選』を読みながら、ひといき。解説を読んでいると、どれもみんな読みたくなってきます。韓国の本のおもしろさに気づいてしまったことは、わたしの30代におとずれた幸運なのじゃないかしら。K-BOOK振興会 公式ホームページ「K-文学.com」もおもしろそうです。http://www.k-bungaku.com...

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『모두 별이 되어 내 몸에 들어왔다』 谷川俊太郎さんの詩を韓国語で 

韓国の詩人신경림さんと谷川俊太郎さんお二人の詩、対詩、対談がおさめられた『모두 별이 되어 내 몸에 들어왔다』という本を読んでいます。『모두 별이 되어 내 몸에 들어왔다』というタイトルだけでも詩のようですが、これはこの本に出てくる신경림さんの詩の一部をつなげたものかと思います。日本語版は『酔うために飲むのではないからマッコリはゆっくり味わう (日韓同時代人の対話シリーズ01)』という題で出版されていて、こ...

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プロフィール

なおこ

Author:なおこ

韓国ソウル育ち
NPO多言語多読(東京・東中野)にて韓国の絵本を読む「韓国語多読の会」を主宰
韓国の本のブックカフェCHEKCCORIの店長
韓国語教室ことばの森ソルレム(東京・恵比寿)運営
「韓国語単語帳」アプリ開発
2013年に韓国語能力試験6級に合格
次の目標はハングル能力検定1級
職業は日本語教師

韓国語の道 twitter

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韓国語学習ジャーナルhana Vol. 04
「韓国語多読の会」が紹介されました。


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