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梶山季之『族譜・李朝残影』



梶山季之『族譜・李朝残影』岩波現代文庫

「族譜」、「李朝残影」、「性欲のある風景」

京城(ソウル)で生まれ育った梶山季之の三つの作品を読みました。

日本による朝鮮植民地支配の実態が細かく描写されています。
感情を持ったひとりの人間(梶山季之本人かのような主人公)を通して描かれる創氏改名にショックを受けました。
日本の敗戦で大きく揺れていた1945年8月15日の京城(ソウル)の様子もとりつかれるように読んでしまいました。
支配側(権力側)に著者のような良心や罪の意識を持った人物がいたことは救いのようにも感じられますが、現実を変える力のない罪の意識は被支配側にとっては何の意味もないということも痛いほどよく描かれている作品でした。

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  1. 2017/05/12(金) 15:10:42|
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