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韓国語多読のすすめ

多読 とは、文字通り「たくさん読むこと」です。

たくさん読むことで、外国語の力は確実に伸びていきます。

わたしは日本語教師をしていて、この「多読」という学習法に出会いました。
日本語教師のための多読授業入門』という本に書かれている多読のルールをご紹介します。

多読の基本ルール

①やさしいレベルから読む
②辞書を引かないで読む
③わからないところは飛ばして読む
④進まなくなったら、他の本を読む


まずは、無理をせずに、やさしいレベルの本を選ぶことが大切です。
そうすることで、辞書に頼らなければならない場面も自然に減ってきます。

やさしいレベルの本であれば、内容を楽しむ余裕がうまれるので、「勉強」というよりは「読書」に近い気持ちでのぞめます。

読む量が増えてくると、多読の効果がさまざまなところに現れてきます。

まずは、自然と語彙が増えます。
単語帳とにらめっこしていたときには覚えられなかった単語が、ストーリーの中からだとすんなりと入ってきます。

次に、「読む力」が伸びます。
「わからない単語は全て調べたのに、文章の意味はわからない」という経験をみなさんお持ちだと思いますが、たくさん読むことで、次第に話の流れや意味をつかむ力がついて、単文ではなくもっと長いまとまりで内容を理解できるようになってきます。

そして、「読む力」がだんだんと「聞く力」「話す力」「書く力」に転移していきます。
大量のインプットの効果は、かならずアウトプットに現れてきます。


わたしの場合は、中級あたりで伸び悩んでいたころ、「単語を覚えるにはやっぱり読書?」という気持ちで、韓国の本を読みはじめました。

はじめに手をつけたのは、当時流行っていた若手女性作家の小説でしたが、これは辞書をひいてばかりで先に進めず、いやになって途中で諦めてしまいました。

次は、もう少し難易度を下げて、「オズの魔法使い」の韓国語版にチャレンジ。これが「多読」への入口になりました。

「オズの魔法使い」は、内容を知っている上に、絵が多くて場面をイメージしやすかったこと、主人公のドロシーが子どもなので、せりふがとても簡単だったことなどが手伝って、順調に読み進めることができました。

読み進めるうちに、「オズの魔法使い」の中で繰り返し使われる単語(たとえば、竜巻、かかし、藁、きこり など)が、何の苦労もなしに自分のものになっていきました。しばらく時間が経ったあとでも、どこかで「かかし(허수아비)」という単語を目にするたびに、「あ、オズ!」と頭が反応します。ドロシーの話す言葉も、そのまま日常会話で使える表現が多く、いい見本になりました。

「一冊読みきった!」という達成感が、自信や学習のモチベーションにもなってくれました。

それから先は、一冊読むごとに、韓国語の本への恐れがどんどん和らいでいって、今では韓国語の本も日常の読書の一部になっています。そして、気がつくとTOPIKの読解問題などでもほとんど困ることがなくなりました。

さらに、「多読」というと「読解力」を伸ばす学習法のようですが、わたしの場合は、聴解力の伸びを実感しています。

そういうわけで、「韓国語多読」はこれからも長く長く続けていきたいと思っています。
続けていくためには、何よりも「楽しく読む」ことが大切なので、自分のレベルでも読めて、なおかつおもしろい本を見つけることが課題です。

簡単に読めそうで、おもしろそうな本を探して、みなさんも多読をはじめてみてはいかがでしょうか。


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コメント

umivcozgznl@hotmail.co.uk

Vielen auf Grund für die Informationen höhepunkte internetpräsenz wir anschließen wieder

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プロフィール

なおこ

Author:なおこ

韓国ソウル育ち
NPO多言語多読(東京・東中野)にて韓国の絵本を読む「韓国語多読の会」を主宰
韓国の本のブックカフェCHEKCCORIの店長
韓国語教室ことばの森ソルレム(東京・恵比寿)運営
「韓国語単語帳」アプリ開発
2013年に韓国語能力試験6級に合格
次の目標はハングル能力検定1級
職業は日本語教師

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韓国語学習ジャーナルhana Vol. 04
「韓国語多読の会」が紹介されました。


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